そろそろ生活保護制度を見直さないと日本は本当ヤバい気がする

生活が苦しい。

けれど、だれも助けてくれない。
このままでは、飢えて死ぬしか道はない……。

生活保護は、そんな人たちの最期の命綱です。

生活保護制度は、ピンチで、もうどうしようもないところまで追い詰められたとき、無償で助けてくれる素敵な制度。

そんな生活保護を悪用している人たちがいる、という悲しい事実もありますが、これはごく一部の人の話。

実は、もっとヤバい事実が、生活保護にはあります。
今回は、生活保護について『ある事実』を知り、そろそろ、この制度を見直さないと本格的にヤバいのでは、と思ったのでこの記事を執筆しました。

既にご存知の人もいるかとは思いますが、生活保護制度の『ある事実』について、皆さんはどう思われているのでしょうか??

知っている方は改めて、知らない方はこの機会に一緒に考えてみて欲しいです。

まず、生活保護制度とは

まずは、そもそもの話、生活保護制度とは何なのかという話から。

生活保護制度というのは、病気やケガ、家族の看護などの理由で働くことができず、しかも、財産もないという状況下にあるとき、国から生活保護費という名前で現金をもらうことができる制度です。

生活保護費は、一定の収入がある場合や、貯金・不動産などの財産がある場合は受給することができません。

生活保護費を出しているのは国です。
国の予算から生活保護費は支出され、その財源は私たちの税金などとなります。
生活保護費の負担率は、国が4分の3、地方自治体が4分の1です。

さて、この生活保護という言葉をおさらいした上で、生活保護制度の何がヤバいの語っていきましょうか。

実は、私、既にヤバいことを言ってしまっているんですよね。
何がヤバいか、皆さんはお気づきになりましたか??

生活保護制度の何がヤバいか

生活保護制度のヤバいところを単刀直入に言ってしまうと、この部分です。

生活保護費は、一定の収入がある場合や、貯金・不動産などの財産がある場合は受給することができません。

これって……
逆に考えてみると、どうなるのでしょうかね。

ちょっと悪知恵が働く人なら、すぐに思いつくことだと思うんですが、今ある貯金や不動産などを豪遊して使い果たして、酒池肉林の限りを尽くしたあとにですね……。

「すいません、お金がなくなりました、家賃を払うお金もありません、飢え死にしそうです!!」

と言っちゃえば、生活保護を受けることができるってことなんじゃないですか??

実際、こういう人って意外といるんじゃないでしょうか。

こういうことを言い出す私は性格が悪いでしょうか。

でも、人間、思いつくアイディアは、大抵の場合、実行可能ですので、このような倫理的に許せないやり方で、生活保護費を需給している人が存在していない、とは絶対に言い切れないです。

皆さんは、これについてどう思いますか??

こんな都合のいい話が許されたら、国民全員、働かなくなっちゃいますよね。

真面目に汗水流して働いて、自分の面倒を見るのが馬鹿らしくなっちゃうじゃないですか。
私だったら、国に自分の面倒をみてもらいたいと思います。

そして、↓でさらに衝撃的な事実が明かされます。(もうご存知の人もいるとは思いますが)

生活保護費は、国民年金よりも高い!

実は、生活保護費は、フルタイムで働くひとの月収よりも、国民年金よりも高かった!!

皆さんは、この現実について、どう思われますか??

これじゃあ、働くことをやめて、今あるお金を使い切って、生活保護費をもらおうって考える人も出てくるのでは……?

真面目に年金を納めてきた人が毎月支給されるお金よりも生活保護でもらえるお金の方が高いというのは、開いた口がふさがりませんよね。

きちんと年金を納めている人間はなんなんだ、って話になります。

国民年金と厚生年金と生活保護費を比較

念のために、国民年金と厚生年金と生活保護費のうち、どれが一番お金がもらえるのかを比較してみました。

【国民年金・厚生年金・生活保護費の比較表】

支給金の種類月額
国民年金64400円
厚生年金(男女平均)145496円
厚生年金(男性平均)166418円
厚生年金(女性平均)102086円
生活保護費(都市部)131240円
生活保護費(農村部)83960円
※金額は、平成27年度のもの。

上の表は、国民年金と厚生年金と生活保護費の3つを、かなりざっくりと比較してみたものです。

これを見てみると、年金のもらえる金額と生活保護費には、かなりの不公平が生じていることが分かるかと思います。

まず、自営業の方は、満額税金を毎月支払い続けていっても、結局、もらえる金額は64400円程度。

たったこれだけで、老後の年金だけをアテにして生活をするのは心細いですよね。

一方、サラリーマンの方が受け取る厚生年金についてはどうなのでしょうか。

厚生年金の一人当たりの月間平均支給額は、145496円です。

男性平均が、166418円で、女性平均は、102086円。
男性平均の金額なら、それほど少なくはないですが、女性平均の場合は、1人だと生活していくのが苦しそうです。

最後は、生活保護費ですが、生活保護費は住んでいる地域や年齢によって違います。

たとえば、東京23区(1級地1)の場合は、家賃が53700円(家賃上限額)65歳単身で、障害のない人の場合は、生活保護の受給額は131240円が毎月支給されることになります。

ただし、この金額は、もっとも基準が高い都市部のもの。
最も低い農村部の基準の場合、たとえば、家賃基準が最も低いとされる富山県の農村部では、83960円です。

これは、富山県の農村部、しかも家賃が21700円だった時の計算になり、それほど高額の支給とは言えないと思います。

しかし、生活保護の場合は、医療費が全額支給され、健康保険料も無料です。さらには、介護サービスも無料。

生活保護は、現金以外にも他のサービスについても質の高い恩恵を受けることができるんですよね。

さて。
↑の事実は、非常にマズくないでしょうか。マズいというか、とても残酷な現実です。

だって、男性で厚生年金を貰っている人以外、都市部で生活保護を受けた方がお金を貰った方が得なんですから。

これじゃあ、真面目に働いて保険料を支払っている人がバカみたいじゃないですか!

真面目に年金保険料を納めて、少ない年金を受給するより、生活保護を受けた方が面白おかしく暮らせるじゃないか、という考えを持つ人がいても不思議じゃないですよね。

私なら国民年金よりも生活保護を受けたい

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繰り返しになりますが、国民年金よりも生活保護を受けた方が得です。
自営業者が、国民年金を貰える金額は、夫婦で合わせたとしても微々たるものです。

また、年金は65歳を待たずに繰り上げ受給することはできますが、それをすれば、少ない年金がさらに少ないものになってしまいます。

となれば、年金が貰えるまでは、自分の貯金を取り崩していくことになるのですが、それだと、いつ、何時、予想外の出費があり、生活が苦しくなってしまうことがありますから不安です。

まあ、だれしもがそうだ、と言われればそれまでですが。

でも、生活保護を受けていた場合、都市部だったなら、国民年金よりも6万円以上高いですし、農村部でも2万円以上高い金額が支給されることになります。

さて。

先ほども言いましたが、生活保護を利用する条件を、もう一回簡単にまとめてみますね。

【生活保護を受けるための条件】

■国が定める最低生活費(生活するために最低限必要な費用)よりも世帯の収入が少ないこと
■病気やケガ、年齢によって働けないこと
■援助してくれる身内・親類がいないこと
■現金、家、車などの資産を持っていないこと

生活保護を受けるためには↑を満たすことが条件となります。

この条件を満たしていれば、収入がある人は、最低生活費との差額が、生活保護費として支給されることになり、収入がない場合は、最低生活費と同額が支給されるわけです。

そして、しつこいようですが、ほとんどの場合、生活保護で受給される金額の方が、年金の支給額よりも高い。

だったら、私も生活保護を受けてみようと考える人が出てきてもおかしくありません。

アルバイトやパートをされている方も、「毎月毎月、コツコツと一生懸命働くよりも、生活保護で貰えるお金の方が多いよ!」という人が確実にいます。

このガッカリするような事実、何とかならないのでしょうか。

生活保護制度の見直しが必要な本当の理由

yumekanauさん(@yumekanau2)が投稿した写真

生活保護は、先ほど挙げた条件を満たせば受けることができます。
生活保護を受けることは、意外と簡単です。

60歳を過ぎていたり、病院から鬱だと診断されたりして働くことが困難な状態であれば、毎月の収入はゼロ。

収入ゼロで、働けない。

これで、もう2つの条件を満たしました。

家族の援助についても、兄弟や親せきなどに『援助してくれますか?』と聞いてみて、それで『NO』と返事をもらえれば、これもクリア。

あとは、自分の持っている財産を処分してお金に変えて、キャバクラや風俗や美味しいものを食べたり、海外旅行に行ったりして豪遊し、使い切ります。

無一文になってしまえば、それ以降は、生活保護で、のんべんだらりと暮らすだけ。

ハワイやイタリアなど、長年行ったことがなかった海外旅行を自分の貯金で満喫し、愛人などをつくったりして好き勝手にやった挙句に、最後は生活保護で安定の一生を送る。

私が、馬鹿げたことを言っていることは分かっています。
倫理的に見たら、やっていることはクズの極みです。

でも、理屈の上では、生活保護を受けることが可能だとは思いませんか??

なにしろ、年齢や病気で働けないし、親類からの援助も受けられないし、収入もゼロで、最低限度の生活を送ることができなくなっているわけですから。

でも、こんな豪遊して楽しんだ後に、「もうお金ないから、後は面倒みてちょ♪」では、到底、納得することはできないですよね。

生活保護の財源は、私たちの納める税金ですから、このような行為がまかり通ってしまったら、あまりにも悔しすぎます。

今後の生活保護制度

これは、既に言われていることかもしれませんが、今後の生活保護はお金ではなく、物で支給するのはどうでしょうか。

最低限の生活ができれば良いのであれば、支給するものはお金である必要がありませんし、きちんと二食ご飯を食べることができれば、それで良いような気がするのですが。。。

一日二食で生活している人だっていっぱいいるわけですし。

私個人の意見としては、お金の使い方も、やり繰りが上手くないから生活保護を受けることになった人もいそうですし、もっとやり繰りの上手い人が管理して、本当に必要な分だけ、食糧や衣類などの物で支給すればいいような気がします。

誤解して欲しくないのですが、私は別に、生活保護制度そのものを否定しているわけではありませんし、生活保護を受けることになった人の命なんて、どうでもいいと思っているわけではありません。

かくいう私も、生活保護を受けなくてはいけなくなるようなギリギリの時期がありました。一歩間違えていれば、この制度のお世話になっていた可能性だって十分にあります。
実は、今だってそうです。

生活保護制度は、本当に追い詰められてしまった人を助けてくれる、とても素晴らしい制度です。

生活保護に助けられて、その後、立派に社会にカムバックを果たして活躍する人もいます。

でも、今のままの生活保護制度に問題があることも事実です。
現状の生活保護制度では、真面目に働いたり、年金を納めたりしている人が損をしており、結果的に、生活保護制度そのものをゆがめてしまっています。

いかがでしたでしょうか。

生活保護制度については、既にさまざまな議論が交わされており、それぞれ思うことがあるでしょうが、改めて、皆さんの意見を聞かせて頂ければ幸いです。